ひょん先生は背中で語りたい

精神科医。いじめられ体質から成長中。月曜日更新予定。

行きつけの勧め

こんにちは。

今日は行きつけのお店の勧めについて書こうと思います。

節約スキル高めの私は、基本的に家で安く済ませられることは家で済ませるのですが、行きつけのお店はおすすめしています。愛着障害、その他、基本的に安心感が乏しい方に特におすすめです。その理由をお伝えしようと思います。

 

 

居場所作りになる

 

通い続けることで、常連さんになります。お店の人も、常連客として扱いがグレードアップすることが多いです。

一人でいたくないとき、話を聞いてほしいときに居場所ができるのです。

 

大切にしてもらえる経験ができる

 

基本的に社会ではお金を払った人が偉いことになっています。お客様は神様、は言い過ぎだと思いますが、お店の人はお金をもらっている以上、丁寧な対応をすべきだし、失礼な対応については客側が主張していいという文化になっています。クレームについては、馴染みのないお店と常連のお店では作法が違うのですが、こちらの記事をご参考にください(クレーム力の勧め - ひょん先生のブログ)

基本的に一見だろうが常連だろうが親切にしてもらえます。

特に、いじめられスキル高めの私は、通りすがりの人に八つ当たりされたり、仕事で看護師が屁理屈をいって言うことを聞かないということが起きてしまうので、きちんと注文を実行してくれて、かつ親切にしてくれる体験は貴重なのです。

常連になると、例えば落ち込んだ時に声掛けしてもらえたりもします。少しの変かも気にかけてもらえるのは嬉しいです。

 

距離感をコントロールできる

 

愛着障害PTSDのつらいことの一つにコントロールのできなささがあります。心の傷が多くは自分でコントロールできなかったことから始まり、フラッシュバック等の体験やその結果生じる心の不安定さがコントロールできず、あらゆる環境の不安定さにも弱い部分があります。

知人や家族の距離感は、押し切られてしまったりなんとなく空気を読んでしまったりして会いたくないけど会う、連絡がきたらとってしまう、ということが起きますが、お店だと、自分が行くか、行かないかで調整できます。お店が営業日の営業時間内であれば自分のタイミングで行けちゃいます。

また、カフェだと、テーブル席、カウンター席があれば、話をより聞いてほしいときはカウンターに、そっとしてほしいときはテーブル席に座ることで距離感を調整できます。カフェは特にお勧めで、お話を聞いてほしいときのカフェ、特に構われたくないけど、お店の人に適度な距離感で親切にしてもらえるカフェで私は分けています。構われたいなら、個人でカウンターだけがあるような小さなカフェがおすすめだし、人とあんまり関わりたくないけど完全な一人じゃなくて、他のお客さんもいて、そばになんとなく人がいる環境で、お店の人の親切さもほしいときは、最近はスタバに行くことが多いです。ファストフード系のお店だと、どうしても人によって親切だったり失礼な人がいます。スタバは割とサービスが均一で、明るく親切な人が多いのでおすすめです。もう少し常連化したら、カウンターで少しお話する、くらいの関係にはなれそうだなって思っています。

 

まとめ

 

冒頭でも述べたように、基本的に、珈琲や紅茶を飲むという目的であればカフェは割高だと(個人的には)思うのですが、居場所作りや大切に扱ってもらえる経験と場の提供等の機能があって、それを500円~1000円程度で買える、と考えるとカフェは割高ではないのです(しかも私は基本的にポイント払いだし)。

行きつけとしてカフェがおすすめですが、お花が好きな人はお花屋さんでもいいし、顔なじみになれて少しお話できるお店がいいと思います。

生きやすくなる工夫として気になった人は是非やってみてください。常連化のスキルもあるので、それはまた今度書きます😊